これからのmudefについて
2016.01.12
MDGsの終了
2015年末で、国際社会が取り組むべき課題とそのゴールを定めた「ミレニアム開発目標(MDGs)」が終了しました。
国連の報告によると
15年にわたる世界中での取り組みの結果、
1990年と比べて、発展途上国において極度の貧困状態で生活している人の割合が50%から14%に減少。
5歳未満の子どもの死亡率は半減、さらに小学校の就学率が上昇し、
620万人以上がマラリアによる死を免れるなど、大きな成果が見られました。
しかし、全ての目標が達成されたわけではなく
未だにサブサハラ・アフリカを中心におよそ8億人が極度の貧困の中で生活していて、
安全な水へのアクセス、男女の不平等、貧富や都市部と農村部の格差、環境資源の減少など
地球上にはまだまだ解決するべき課題がたくさん残されています。
mudefの活動
設立以来、MDGsを軸に活動してきたmudefにとっても、このタイミングは1つの区切りとなりました。
mudefでは、これまでMDGsの8つのゴールに沿ってプロジェクトを展開してきましたが、
この機会に事業の見直しを行って
「Love is Free Campaign」などの一部のプロジェクトを終了しました。
一方で、「project magoso」や「HAPPY BATTON PROJECT」などの事業はこれまで通り継続し、
特に「子どもたちの未来」という視点を大切にしながら、
今後も必要とされるプロジェクトを展開していくことになりました。
これからのmudef
去年9月、国連に加盟する全ての国は、
MDGsを継承した「持続可能な開発目標(SDGs)」SDGsを全会一致で採択。
「誰も置き去りにしない」という基本理念をもとに
2030年の目標達成に向けて、課題解決に向けてさらに力を入れていくことを確認しました。
mudefも、SDGsの理念に沿って、世界中の国や団体、企業と連携しながら
引き続き音楽とアートの力を活かしたmudefだからこそできる支援を続けていきます。
これからもmudefをよろしくお願いします。