Goal6:HIV/エイズやマラリアなどの病気を防止しよう

Goal6は、2015年までにHIV/エイズのまん延を阻止し、HIV/エイズの治療への普遍的アクセスを実現すること、またマラリアをはじめとする主要な疾病のまん延を2015年までに阻止することを掲げました。

エイズとは、HIVウイルスに感染することで引き起こされる病気です。これまでに感染者数はおよそ4200万人にのぼり、2200万人が命を落としました。今なお、毎日新たに7500 人近くがHIV に感染し、5500 人がエイズで死亡していますが、そのほとんどはHIV の予防・治療サービスの欠如が原因です。これらHIV 感染者のうち、約7割は、サハラ以南アフリカに暮らしています。そしてサハラ以南アフリカのエイズ患者の6割が、女性です。

エイズだけではなく、途上国では、マラリアと結核が、主要な死亡原因のひとつに挙げられています。ハマダラ蚊を媒介して感染するマラリアは、毎年5億人が感染し、100万人以上が死亡しています。このうち90％はサハラ以南アフリカに住んでいます。

マラリアに感染すると、子どもの場合は学校を長期欠席しなければならないため、留年や落第をしてしまうことがしばしばあります。たとえ学校に復帰できても、友だちが同じ学年にいないので居心地が悪く、結局学校を辞めてしまう子どもも少なくありません。

近年、殺虫剤を織り込んだ蚊帳が大規模に配布されるようになりました。しかし、それでも世界で必要とされている量には届いていません。

エイズ、マラリアと並び、世界三大感染症の一つが、結核です。結核は2000年以降増加しており、2006 年の死者は170 万人、2007年の新規感染者は930万人に上ります。特に、アジアやサハラ以南アフリカで多く発生しており、感染者のうち140万人がHIV陽性患者です。

「Love is Free Campaign」では、アフリカ南東部に位置するマラウイのエイズ孤児センターの子どもを支援しています。目的はマラリア予防のための蚊帳を配ること。そして、マラリア予防のために必要な、知識を伝えること。

2010年2月には、第1回配布として、500張が送られました。Love is Free Campaignは、継続してマラウイの子どもたちの支援を実施します。

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