Project Magoso(プロジェクト・マゴソ)
セカンダリースクール学費支援状況 経過報告(1)
2011.02.03
mudefは、2008年から実施してきたエミテワへのサポートに加え、2010年9月から、ケニア・キベラスラムにあるマゴソスクールの子どもたち12人へのセカンダリースクール学費のサポートを始めました!
2010年9月から2011年1月までの時点で、子どもたちへの年間学費や教材や必要備品の購入費として、計361,536ケニアシリング(日本円にして約384,674円)を支援しました。内訳は以下の通りです。
費目(11名分計) | ケニアシリング(ksh) | 日本円(JPY) |
---|---|---|
2011年度年間学費 | 293,351 | 312,125 |
2010年3学期の物品購入 | 23,421 | 24,920 |
2011年度1学期の物品購入 | 4,884 | 5,197 |
2011年度の教材購入 | 11,380 | 12,108 |
KCSE*登録料 | 8,400 | 8,938 |
2010年度3学期の補習 | 6,000 | 6,384 |
2010年12月帰省中の生活費 | 4,500 | 4,788 |
2011年度1学期の交通費 | 5,600 | 5,958 |
その他学校への支払い(交通費未納分など) | 4,000 | 4,256 |
計 | 361,536 | 384,674 |
*KCSE:ケニア中等教育修了試験(Kenya Certificate of Secondary Education)
(1ケニアシリング=1.064JPY 2011年1月27日時点)
今回支援しているのは、Form3からForm4(日本の中等教育の3年目から4年目に相当)の12人。
Form4のジョージ、オビリ、インバラ、ナンシー、エミテワ、
そしてForm3のオドンゴ、トニー、サミュエル、スティーブン、ザブロン、アグネス、バイオレット、ジョセーです。
それぞれが家庭の事情などを抱える中、一生懸命勉強に取り組んでいます。
生徒たちについては、詳しいプロフィールやメッセージが届き次第またご報告します!
ケニアの中等教育について
ケニアでは、8年間の小学校を終えて、中学校に進学するためには、まず、小学校教育課程修了試験(Kenya Certificate of Primary Education:KCPE)を受ける必要があります。KCPEは全国一斉に行なわれ、試験に合格すると、①国立学校、②州立学校、③政府が助成している学校、④地域住民が資金を出して設立した学校、④私立学校、のいずれかの中学校に進学します。
中等教育は4年間、14歳から17歳までの子どもを対象に行われます。
大学への進学に向けて、中学4年生は11月に行なわれるケニア中等教育修了試験(KCSE)を受験しなければなりません。試験に合格した生徒だけが、各国立大学をはじめ、私立大学、短期大学等に入学できます。
国立大学の入学生の枠は8,000人と制限されているため、KCSEの合格点も高く、国立大学への入学は非常に難しいと言われています。今回の収支報告に記載されたKCSEは、この試験を受けるための申し込み料になります。