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【MDG1】**スタッフブログ** ホームパーティーで給食支援

2013年も残すところあとわずか。寒い日が続きますね。そんな冬には、暖かい自宅で、家族や友人とホームパーティーを楽しむ人も増えているようですね。

今回はそんなホームパーティーを楽しみながら、その幸せをアフリカの開発途上国の人たちと共有できる「HOME PARTY FOR TWO」というプログラムを紹介します。

 

「HOME PARTY FOR TWO」を知る前に・・・

TABLE FOR TWOという取り組みをご存知ですか?現在世界の人口約70億人のうち、途上国では10億人が飢えに苦しむ一方で、先進国で10億人が肥満や生活習慣病に苦しんでいます。

TABLE FOR TWOはこの食の格差を是正し、この二つの問題の解消に同時に取り組む日本発の社会貢献運動です。特定非営利活動法人TABLE FOR TWO Internationalという団体が行う活動で、対象となる食品を購入すると1食につき20円の寄付金が、TABLE FOR TWOを通じて発展途上国の子どもの学校給食になるというプログラムです。途上国での20円は給食一食分に相当します。支援先にはウガンダ、ルワンダ、エチオピア、ケニア、タンザニアなどがあります。

支援先の一つであるウガンダのルヒイラ村では、給食を始めてから生徒数が大幅に増え、手洗いや食器洗いの習慣をつけることで感染症も減少した実績があります。

このように給食は、飢餓に苦しむ子どもたちの空腹を満たすだけではなく、就学率や成績、基礎体力の向上、病気予防の強化や学校や親とのコミュニティ形成などの効果が期待され、貧困解決のために重要な役割を担っています。

もう一つご紹介したいのが、マイシェフ株式会社です。これは、出張シェフサービスを提供する企業で、主に子どものいる女性に向けたサービスを展開しています。指名したシェフが食材を調達し、注文者の自宅でコース料理を調理、提供、さらには片付けまですべて行ってくれます。

 

ホームパーティーでできるアフリカの子どもたちへの支援

さて、今回ご紹介する「HOME PARTY FOR TWO」は、上でご紹介したTABLE FOR TWOとマイシェフ株式会社が提携して行うプログラムで、2013年12月10日にスタートしました。

このプログラムは、単にシェフの出張サービスを楽しむのではなく、それと同時に温かい給食をアフリカの子どもたちに届けようという取り組みです。このプログラムに賛同しているシェフを指名すると、自宅でヘルシーな料理が提供され、同時に、料金に含まれる寄付がアフリカの子どもたちの給食のために使われる仕組みになっています。

シェフは前菜をあえて1人分欠けているように盛り付けます。これは、その欠けた分がアフリカの子どもたちの1食分となり、時空を超えて食事を分かち合っていることを感じてもらう工夫です。この工夫は、世界にはお腹を空かせている友達がいることを日本の子どもたちに知ってもらうきっかけにもなり、残さず食べることの大切さを学べる食育にもつながっています。

寒い冬は、自宅で家族やお友達とホームパーティーを楽しみつつ、アフリカの子どもたちに想いを届けてみてはいかがでしょうか。

 

 

文責:大妻女子大学4年 矢部遥佳